ポイントは第一印象
これまで90回にわたって連載してきた「履歴書の書き方講座」も、今回が最終回となりました。
履歴書を書く理由から始まって、履歴書の種類、ケース別、履歴書の欄ごとの具体的な書き方、点検の仕方、留意点など、お伝えしてきました。
最後の実践的なアドバイスは、「第一印象をよくする」ということです。
例えば、応募者が非常に多い場合を考えてみましょう。
採用担当者の最初のステップとして、たくさん寄せられた履歴書をざっと見ます。
ここでは、専門職の募集を除き、残念ながら中身はほとんど読みません。
ほとんど、写真、文字の書き方、学歴・職歴といった履歴書の「第一印象」で判断して手元に残します。
次のステップで残った履歴書をじっくり読む訳ですが、ここでの選考ポイントは「いかに会社の戦力として貢献してくれるか」です。
仕事に対する「意欲」と、仕事をする「能力」を知るために、志望動機欄で意欲、職歴欄・資格欄で能力を判断します。
ここでは自分のアピール力が大切です。
ここまで絞り込んだ結果、なお採用数に達しない場合、採用担当者は最初のステップに戻って、多くの履歴書の中から再びピックアップする作業を繰り返すことになります。
実生活と同じように履歴書でも「第一印象」が非常に大切です。
次ステップの面接でも同じです。
「第一印象をよくする」ように心がけてみてください。