志望動機の書き方~文章構成②
第37回に引き続き志望動機の文章構成方法についてです。
基本的な「序論・本論・結論」の流れの文章の組み立て方はお分かりになったと思いますが、実際に記入する段に問題となる「記入欄が余ってしまう」「記入欄に書ききれない」場合への対処法です。
①記入欄が余ってしまう
書く内容(コンテンツ)の不足が原因です。
文章構成や表現方法を工夫する以前の問題なので、もう一度、自己分析(自分の性格の長所、短所の把握や知識、経験の有無)と志望企業の分析(業種、応募職種、勤務条件)を行って、「なぜ自分がその仕事に向いているのか」を確認しましょう。
②記入欄に書ききれない
書く内容(コンテンツ)の整理ができていないのが原因です。
まず書きたい内容を一度、全部個条書きにしてみましょう。それぞれについて、重要度(どうしても訴えたい内容かどうか)を基準に、重要でない順に記載内容から省いていきます。
一方文章の組み立ての面からは、基本の流れとは全く逆になりますが、最初に結論(一番訴えたいこと)を持ってくる方法があります。
前回の例で説明すると、「私の持っている××の知識(経験)は、きっと御社の業務に貢献できるはずです」と、いきなり結論を持ってきます。
その後に、理由(なぜ××の知識を持っているのかとか、応募企業の業務内容の説明など)を記述していくのです。
ここは個条書きでも構いません。欄に書ききれなくなったら、そこで記入をやめてしまいます。
こうすることで、文章全体の長さを記入欄の大きさに合わせて調整できるほか、自己PRのインパクトを強くする効果も生まれてきます。
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