履歴書を点検しよう② ~自分のトリセツを作る~
前回は、履歴書の目的について考えました。目的を持って書かれた履歴書とそうでない履歴書とは、採用担当者が見ればすぐにわかります。「採用担当者に面接する気持ちになっていただくこと」が目的だということを忘れないでください。
それでは、採用担当者に面接する気持ちになっていただくためには、何が大事でしょうか。それは、「説得力のある分かりやすい履歴書」を書くことです。そのためには「自己分析」を行って、自分をよく知ることが重要です。「自己分析」と聞くと、ちょっと難しく感じますが、別の言い方をすれば「自分のトリセツ(取扱説明書)」を作ることです。
みなさんも、携帯電話や家電製品を使うときに「トリセツ」を読みますよね。その「トリセツ」が分かりにくかったりすると(結構そういうことが多いですが)、頭にきませんか。履歴書も同じです。
さあ、次の項目にしたがって、「自分のトリセツ」を作ってみましょう。白い紙を用意して、書ける項目から思いつくままに書いてみましょう。きっと新たな気づきが得られることでしょう。
【自分のトリセツ】
1)商品説明
①仕様:特技、経験、保有資格、セールスポイント
②用途:得意な仕事、活躍できる場面
2)取り扱い上の注意
①NGワード、NG行動
②配慮してほしいこと
3)上手な使い方
①症状、原因、対応方法
②うれしいほめ言葉、やる気のでる環境
4)今後の商品開発の予定
①やってみたいこと、活躍したい場面
②取得したい資格、身につけたい特技
次回は、できあがった「トリセツ」を使って、「説得力ある分かりやすい履歴書」を書く方法を伝授します。
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