履歴書の基本②
苦労して履歴書を書き上げると、次に来るのが自分の写真を貼ることです。
「以前、スピード写真で撮ったのが残っているので、それでも貼って出せばいいかぁ…」。
ちょっと待って下さい。履歴書の中で、一番目立つのが写真の部分です。
貼る場所も、自分の名前のすぐ横、一番上にありますよね。
いくら「採用されるかどうかは自分のやる気と能力。履歴書は一生懸命に書いたのだから、相手が分かってくれるはず」と思っていても、それは一方的な期待でしかありません。残念ながら初対面の場合、最初に相手を印象付けるのは外見です。やる気と能力といった内面を知るのは、会ってしばらく話をしたりして、ある程度の時間がたたないと分かりません。
履歴書は、面接前の段階ですが、そこでの印象付けの最大の武器が写真なのです。
履歴書に貼る写真は必ず専門の写真館(スタジオ)で撮ってもらいましょう。「スピード写真の方が安いし…」などと言ってはいけません。あなたを一番印象付けることができる写真に、わずか数百円-1000円程度のお金を惜しんではいけないのです。実は、写真館の撮影者には元プロカメラマンという方々が多くいます。そうでなくても、撮影の長いキャリアを持っています。
「あごをぐっと引いて、こちらを向いて下さい。口元はもっと柔らかくした方が言いですね。ちょっと笑って見て下さい…」
撮影のときに、いろいろ注文を付けますが、皆、その写真に合った一番良い表情を出してもらうためです。
一度写真館に言って「今度受ける会社の履歴書用の写真なので、どうぞよろしくお願いします」と頭を下げて言ってみて下さい。「これが自分かぁ。意外といい顔をしているじゃないか…」と言うような、見違えるような良い写真を撮ってくれるに違いありません。
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