面接の場では、緊張してあまりしゃべることができない人がいる一方で、しゃべりすぎて回答の焦点がぼやけてしまう人がいます。前者は回数をこなし面接に慣れてくると、徐々に改善できていきます。後者は自分で意識して取り組まないと、なかなか改善が難しいようです。

面接官の立場からすると、前者よりも後者の方が悪い印象を持ってしまいがちです。本人は熱意を表そうと一所懸命に答えているつもりでも、質問に対しての答えでなければ逆効果になります。質問の意図を正確に把握し、意図に沿った受け答えをすることが求められます。

しゃべりすぎてしまう傾向にある人は、「簡潔でわかりやすい説明」を心がけましょう。模擬面接の場があれば、そのことに意識して取り組んでみてください。

また、想定される質問の回答案について、頭の中だけで用意しておくのではなく、文章にしておくことをおすすめいたします。長い言い回しやわかりにくい例えの使用を避けることだけで、面接官の印象はとても良くなります。