面接時間は会社によって、あるいは各段階（人事担当者面接・役員面接など）によって多少異なりますが、３０分前後が多いのではないでしょうか。さて、３０分間とした場合、その中で重要な時間帯はどのあたりだと思いますか？

人事担当を経験した立場からすると、最初の３分で合否が決定するといっても過言ではありません。もしかすると、もっと短い時間で採否を無意識のうちに決めているかもしれません。

このシリーズで何度か出てきましたが、いかに第一印象が大切かということが理解できますね。最初に悪い印象を持たれてしまうと、挽回するのはなかなか困難です。反対に、良い印象を持たれると面接終了まで好影響が続きやすく、良い結果へと導かれます。

ご存知の方も多いかと思いますが、コミュニケーションには言語と非言語の二種類あります。第一印象に与える影響は非言語コミュニケーションの方が大きいようです。ちなみに、人間が伝達する情報のうち、言葉によって伝わる部分は７％にすぎず、残り93％は顔の表情や、仕草、身だしなみなどによって伝えられると言われております。

今までの連載を参考に、顔の表情や、仕草、身だしなみに気をつけて、面接に臨みましょう。