募集要項をよく読もう!
面接は、履歴書や職務経歴書だけでは伝えきれないセールスポイントや、みなさんの熱意を「応募先の会社に売り込む絶好の場」です。特に、志望動機や入社後の目標など、面接では必ず聞かれる定番の質問については、事前準備をしっかり行って、面接官が納得するように具体的に伝える必要があります。ですが、みなさんの思いを一方的に伝えるだけではダメで、「応募先の会社が知りたいこと」も踏まえた受け答えをしないと面接は成功しません。
「応募先の会社が知りたいこと」とは何でしょうか。それは、みなさんが「応募先の会社が求める人材かどうか」ということです。つまり、みなさんが「応募先の会社が求める人材」であることを具体的に説明できれば、面接官は「この応募者は本気で入社したいと考えているのだな」と素直に感じるはずです。
多くの場合、「応募先の会社の求める人材像」は「募集要項」に記載されています。
例えば、
①しっかりとした自主性を持った人材を求めます。
②困難に立ち向かい、達成することに喜びを見出せる人を求めます。
③「昨日の自分より良い仕事をしよう」と日々向上心を持って取り組める方を求めます。
などのように、「募集要項」には応募先の会社のメッセージが簡潔に記載されています。ですから、面接の場では、「募集要項」に記載されている応募先の会社のメッセージに沿った受け答えが必要になるのです。
具体的には、①の場合であれば、みなさんが「自主性を持った人材」であることを、これまでの実体験を盛り込んで説明すれば良いでしょう。②の場合であれば、「これまでの経験のなかで、最も難しい問題に直面したときのエピソード」を説明すれば良いでしょう。③の場合であれば、「仕事に対する積極的な取り組み姿勢」について実例をあげて説明すれば良いでしょう。
「募集要項」は、面接前に入手できるとても重要な会社情報です。「求める人材像」以外にも、知っておくべき有益な情報が書かれています。後になって聞いていませんということがないように、面接前に「募集要項」をしっかり読んで頭に入れておきましょう。
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