マイナンバー制度
皆さんはマイナンバー法案をご存知でしょうか?「社会保障と税の一体改革」という言葉は頻繁に聞くと思いますが、こちらは「社会保障・税番号制度の導入」のことです。
日本では年金や医療、税など制度ごとに個人の情報が管理されていて、これらをつなぐために国民1人ひとりにその人だけの番号を渡すものです。
政府はこの制度に関して国民の理解と納得を得るために、47都道府県でシンポジウムを開催してきています。国民との直接対話によりその理解を深める機会をつくることが目的で、最近ではツイッターで最新情報を発信しています。
ではその活用方法はどうかというと、年金、医療、介護などの社会保険分野、国や地方の税務分野、災害時の本人確認等への活用が検討されています。
例えば、住民票や所得証明の添付省略など行政手続きの簡便化が図られるというメリットがありますが、一方では個人情報が集約されることのリスク対策も重視されています。
その人の番号が不正に第三者へ漏洩した場合も、その番号に紐付いた情報が入手しやすくなってしまう可能性も考えられるからです。
既に諸外国でこのような番号制度が導入されているので、多面的な研究により有意義な制度となることを期待したいものです。
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