GDP
GDPとは、Gross Domestic Productの略で、国内総生産といい、国内で新たに生産されたモノやサービスの付加価値の合計額のことです。
付加価値の合計とは、大まかにいうと国民がどのくらい稼いだかということです。計算方法としては、商品の場合、その原材料費は計算には含まれません。
例えば、ケーキ屋さんでは500円のケーキの原材料費が200円だとすると、1つ売れた場合、300円の付加価値を生み出したことになります。
製粉工場さんでは、ケーキの原材料となる薄力粉が100円だとすると、その原料となる小麦の費用を引いた金額100円が付加価値額となります。
GDPは国の経済規模を表す指標でもあります。2010年の世界のGDPランキング1位はアメリカ、2位は中国、3位は日本です。2009年は日本が2位でしたが、中国に抜かれました。
ただし、国民1人当たりのGDPに換算すると、中国は日本の約10分の1です。
その国民1人当たりのGDPランキングを見てみましょう。1位はルクセンブルク、2位はノルウェー、3位はカタールです。アメリカは9位、日本は16位です。
意外に感じるでしょうが、国の経済規模と国民の経済的豊かさは必ずしも比例していません。日本は2000年から順位をどんどん落としています。
また、GDPの伸び率は好景気なのか不景気なのかの指標にもなり、国内の経済が好調なときはGDP成長率は高くなり、逆に不調なときは低くなります。
国としても、私たち国民1人1人にとっても、経済成長率を高めることは大変重要なことです。政府の経済政策には今後も注目してみましょう。
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