ステークホルダー
「ステークホルダー」とは、企業の行動に対して利害が生じる関係者(利害関係者)のことを指します。企業は単独で事業活動をしているわけではなく、利害関係者からの直接・間接の支援・賛同がなければその活動を継続できません。
そのため、近年ステークホルダーを大切にすることが企業の経営にとって重要だと考えられるようになっています。
ステークホルダーの最も身近でわかりやすい例は『お客様』です。お客様のニーズに合った製品やサービスを提供しなければ、その企業は事業活動を続けられませんね。
その他には企業に資金を提供する『債権者』や、企業に部品・資材・サービスなどを提供する『供給業者(サプライヤー)』もステークホルダーですし、政府・行政やその企業が事業活動をしている地域社会もステークホルダーの一員として考えるようになっています。
意識の高い企業ではその企業で働く従業員(社員・パート・派遣社員)も大切なステークホルダーと考えています。
企業経営の意思決定にあたっては、顧客市場以外にも、その他の分野のステークホルダーの利害を想定して判断しなければなりません。
近年はコーポレートガバナンス、リスクマネジメント、環境マネジメントといった諸概念の登場を受けて、その組織とは日常的直接的には利害関係のない、ジャーナリストや報道機関、専門家・研究機関などに対象が広がりつつあります。
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