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就職氷河期

今では、厳しい就職戦線を指して「就職氷河期」と普通に使っていますが、もともとは、1990年ごろのバブル崩壊によってもたらされた超就職難の時期を表した造語です。
就職の難しさを表す指標に「有効求人倍率」(キーワード解説第8回参照)というものがありますが、バブル期が軒並み1.0倍以上の「売り手市場」だったのに対し、就職氷河期(1993年~2005年ごろ)は1.0倍未満の「買い手市場」で、その中でも最低時(99年)には0.48倍まで低下しました。


この期間にちょうど大学、高校の卒業を迎えた人たちは、大企業が一斉に新卒者に対する求人を手控える中、希望通りの会社に正社員として就職することができず、パートやアルバイトとして働くことを余儀なくされる人々(ロストジェネレーション=失われた世代)が多く出ました。


その後、一時的に景気回復した時期もありましたが、2008年のリーマンショック以降の景気悪化が長引く中、2011年3月11日に発生した東日本大震災や円高の影響もあって、今は就職氷河期の再来と言われています。
直近の2011年10月の有効求人倍率は0.67倍でした。


ところで、バブル崩壊後と現在の就職氷河期で共通して言えることは、『大企業が一斉に新卒者の求人を手控えた』ということです。これは社内で長期的にじっくりと人材を養成している余裕がないということを意味しています。
反面、採用後に「即戦力」となる人材の求人はそれ程減っていないと考えられます。
確かに中途入社、転職組の就職活動は、日本の根強い終身雇用、年功序列の雇用慣行の壁に阻まれ、長い間、厳しい戦いを余儀なくされてきました。


就職氷河期の今こそ、日頃から培った「即戦力」という武器を手に就職活動に再挑戦してみてはいかがでしょうか?

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