労災保険とは?
皆さんは会社での仕事が原因で、けがや病気にかかったりしたことはありますか?この場合、治療が必要になりますが、症状やけがの度合いによっては仕事を休んで治療をする必要が出てくるかもしれません。そんな時、治療費や生活費について悩む人もいらっしゃるのではないのでしょうか。
仕事が原因の場合、会社がその費用を負担するべきなのですが、これらの負担を肩代わりする制度として、国が運営する「労働者災害補償保険」(労災保険)があります。
労災保険の保険料は会社が全額負担します。正社員、パート、アルバイトなどを一人でも人を雇っている場合は、加入が法律で義務付けられています。これは日本人、外国人の国籍も関係なく、たとえ不法就労であっても補償されます。
人を雇うと必ず加入しないといけない労災保険ですが、保険料の支払い負担を避けるため、手続きを怠っている会社もあります。また労災事故を起こすと、保険料率が上がるため、事故が起きたことを隠そうとするケースも少なくありません。
しかし、皆さんが労災保険に未加入の会社に勤務している場合でも、労災事故が発生したら、保険の補償を受けることができます。
この場合、会社はさかのぼって保険料を支払い、労災保険が負担した補償分を国に返還しなければなりません。
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