BCPとは
BCPとは「事業継続計画」のことで、Business Continuity Planを略したものです。あまり聞きなれない言葉かもしれません。
災害や事故などの予期せぬ出来事の発生により、限られた経営資源で最低限の事業活動を継続、ないし目標復旧時間以内に再開できるようにするために、事前に策定される行動計画を意味します。
昨今この「BCP」の取組みを強化する企業が増えています。特に東日本大震災により地震や津波、電気・ガス等のライフラインの寸断、原発問題発生などに直面し、BCPの見直しの動きが一気に加速しているようです。
そもそも地震や台風等の災害の多い日本では、政府はもちろん、企業、市民が協力して災害に強い国を作ることが求められています。特に、企業の経済活動のグローバル化や、企業が提供する製品やサービスが我々の生活に不可欠となってきたことで、事業の継続や早期復旧に対する事前準備の重要性が高まっています。
また近年、企業が計画的・組織的に災害への備えを行っていることが、取引先の企業や市場からも高く評価されてきていることも重視すべきです。
国や企業の意識の高まりは、社会の価値観へも影響を及ぼします。「想定外」という言葉が退化しつつある中で、私たちもできるところから一歩を踏み出す必要があるかもしれません。
みなさんもお仕事や日常生活の継続計画も考えてみてはいかがでしょうか?
前の記事 | お役立ちコンテンツTOP | 次の記事