ソーシャルビジネス
「ソーシャルビジネス」とは、環境や貧困、少子高齢化問題など様々な社会的課題を市場としてとらえ、その解決を目的とする事業のことです。
株式会社、NPO法人、組合など多様な事業形態がありますが、ソーシャルビジネスの要件として「社会性」「事業性」「革新性」が挙げられます。
これまでの社会的課題への対応は行政によるものが中心でしたが、現在では課題が増加し、質的にも多様化・困難化しているため、行政が全てを解決することは難しい状況にあります。
そこで、ソーシャルビジネスは次の意義を持つと考えられます。
社会的課題の解決と同時に、これまでビジネスとして捉えられなかった領域において、新たな産業・新たな雇用、資金循環を生み出します。
また、事業体にとっては、伝統的・慈善的NPOの財源不足や非効率性を解消し、市場での優位性の確立を可能とします。さらに、中小企業が企業価値を高めつつ、事業を発展させるための手法となります。
課題として能力の高い人材の確保や潤沢な資金の確保などがありますが、今後ますます発展が期待される事業分野です。
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