コンピテンシー
コンピテンシーとは、優れた業績を上げている人の「行動特性」のことです。
もともとは、アメリカの心理学者が、「学歴や知能レベルが同等の外交官の業績に差がでるのはなぜか」という調査研究を行った結果、「高業績者にはいくつかの共通した行動特性がある」と判明したことが始まりとされています。
ある成果を生むためにどんな行動をとったのかを社員ごとに分析し、業務内容や役職に応じて企業が社員に期待する「あるべき人材の姿」を導き出します。その結果は、全社員の行動の質を高めるための基準として能力開発に活用したり、採用活動のツールや、人事評価制度の評価基準として利用する企業が増えています。
近年は、学生の就業力を上げるために、企業が求めるコミュニケーション能力や問題解決力などを培うため、自己評価システムを導入する大学もみられます。
皆さんも、働きたい企業がどのような人材を求めているのかを改めて考えたり、目標とする人が日々どのような行動をとっているかを観察し、自分の行動に取り入れてみたりするとよいかもしれませんね。
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