「質問力」、あまり聞かない表現かもしれませんが、いったい何を指しているのでしょう。
質問の目的は一般的には情報を得ることですが、実はそれ以外にも活用のしかたがあります。この活用の幅を拡げることこそ、質問力の向上になります。

活用方法の１つ目として「問題の本質の見極め」があります。ミスをした時や、想定と異なることが発生した時には、質問を繰り返すことで物事の本質をつかんでいきます。
但し単に繰り返すのではなく、各々が正しい因果関係であることを確認しながらおこなっていきます。これにより真の原因が浮かび上がってきます。

２つ目は「相手のニーズを引き出すこと」です。相手が関心を持ちそうな質問からはじめ、少しずつ想像力を刺激することにより、隠れていたニーズが引き出せることがあります。
大事なのは相手の立場に立って質問を重ね、同時に具体化を図っていくことです。

この他にも「質問の形を取ることで、柔らかく意見を伝えること」や、「スムーズに話題を変更すること」にも使えます。
まずはこのような観点で周りの会話に耳を傾けてみてください。きっと質問力を鍛えることにつながるはずです。