お茶の出し方を知っていますか?
男女問わず、入社するとお客様にお茶を出すことがあります。会社によっては、カップベンダーのコーヒーをそのまま出す所もありますが、「茶葉から急須で淹れる」お茶出しが慣例になっている所もたくさんあります。
なんとなく、段取りはわかっているつもりでも、いざ実践となってから失敗して、無作法なところを見せてしまってはマイナスイメージですね。
そこで今回は、ビジネス上でお茶出しする際のポイントをチェックしていきましょう。
<お茶を出す人数を確認する>
一般的には、お客様と自社の応対者分をお出しします。例えば、3人のお客様を2人の社員が応対する場合は、湯呑み茶碗を5つ用意します。しかし、お客様だけ出す場合やまったく出さない場合もあります。
わからないうちは、上司や先輩に確認しましょう。
<お茶をいれる>
①あらかじめ手を清潔にして、茶碗の汚れや欠けがないかをひと通りチェックし、人数分の茶碗を温めます。お茶を淹れる直前まで、お湯を半分程度注いでおくと温まります。
②急須にお茶の葉を入れ、お湯の温度に気をつけながら、7分目までまんべんなく注ぎます。茶葉の種類によって、お湯の適温と蒸らし時間が違いますので、この機会に覚えておくと役立ちます。
・番茶は100度で20~30秒程度
・煎茶は70~80度で1分程度
・玉露は50~60度で3分程度
2杯目のお茶を同じ茶葉でいれるときは少し熱めのお湯で入れます。
<お茶の出し方>
①部屋に入るときの「失礼します」の声は、その場の雰囲気にあわせます。
②テーブルの端にお盆を置くか、片手でひとつずつ茶托をつけて出します。
③上席のお客様から先に「どうぞ」と声をかけながらすすめます。一般的には、入り口から遠い方が上席になります。できる限りお客様の後ろは通らないことがポイントです。
④茶碗・茶托の柄は正面に向けます。
<最後に>
お茶出しで最も重要なのは、心をこめておもてなしをすることです。おいしいお茶を出せるよう、日頃から自宅で実践しておきましょう。
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