あいさつは難しい?
皆さんは、普段からあいさつをきちんとしていますか?現代ではさまざまな状況に対応した「あいさつ」があり、TPOに応じて使い分けられていますね。
しかしこの「あいさつ」はもともと禅宗の言葉で、お坊さん同士がお互いに問答を行い、相手の悟りの深さを確かめ合うものだったそうです。
今ではそんな難しい意味は薄れてしまいましたが、「こんにちは」「さようなら」といった簡単な言葉を使って、お互いの人間関係をスムーズにする道具と生まれ変わっています。
それでは、あいさつをきちんとしないと、どういうことになるでしょうか?想像してみてください。
家に帰っても「ただいま」を言わない。
ごはんを食べ終わっても「ごちそうさま」を言わない。
家の中なら気心が知れた家族同士だから、あいさつをきちんとしなくても許されるかもしれませんが、一般のビジネス社会では全く通用しません。
たとえ勤め先の社内であっても、出社後に黙って自分の椅子に座り、前からずっとそこにいたような顔をしていたり、帰る時も、「じゃあね」と、まるで友達へのあいさつをするようにしていたら、職場の同僚からも「あの人はいったい何を考えているのか分からない」と思われてしまいます。
円滑なコミュニケーションがとれているとは言いがたく、結果、あなたがどんなに好きな仕事であったとしても、長続きしない結果になってしまうかもしれません。
あいさつは、『明るい声で』『自分から』『笑顔で』『元気に』が基本です。
それも、職場内だけでなく、通り道で出会った見知らぬ人に対しても、試しにあいさつしてみましょう。最初は、相手もびっくりするでしょうが、きっと笑顔であいさつを返してくれる人も少なくないでしょう。
あいさつは、漢字では「挨拶」と書きます。挨も拶も「迫っていく」という意味です。まず、自分から心を開いて相手に近づいて(迫って)いくこと。これが人間関係の基本であり、ビジネスを成功させる第一歩となります。
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