鹿児島県のUターンIターンへの取組み
これからUIターンをしようとする人を支援している自治体の一つに鹿児島県があります。同県は、東京、大阪、鹿児島の3か所に「ふるさと人材相談室」を設置し、ハローワークとは全く別ルートで求人・求職者情報を集め、無料職業紹介を行っています。
今回、同相談室東京事務所に行って話をうかがってきました。
同事務所によると、こちらでの職業紹介は「県内企業の中核的な人材となるような人」が対象です。具体的には、各種の資格・技術を持っている人だそうです。
一定の手続きをして求職希望者として登録すると、求人企業からのリクエストが受けられます。最新の求人情報はネットで閲覧可能です。求人に応募する際は、相談室経由で履歴書などが企業側に送られ、面談、就職という段取りとなります。
2009年12月現在の求人は求人数433件に対し求職者数は217人。
特徴は、「専門的、技術系の職種の求人は多いが、事務、販売系は少ない」こと。
Uターン動機はさまざまです。団塊世代では、故郷に帰って「ゆっくりと仕事をしたい」という人や「親の介護が必要」という人が、若い世代では、「都会の空気に合わないので戻りたい」という人が多いそうです。Iターン動機は、「屋久島の杉などの鹿児島の観光イメージにあこがれたため、住んで働きたい」という人が多いそうです。
求職登録者の多くは在職者で、時間をかけて自分の希望に最もかなった求人を探しています。東京事務所でも、「いま職に就いている人は簡単に辞めずに、ここへはじっくりとした職探しという気持ちで来てほしい」と話しています。
地域振興・活性化のため、各自治体では各種のUターンIターン支援を行っています。
あつまるくんでも、UターンIターン者向けの求人集めに力を入れていますので、参考にしてみてください。
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