チャンスは自分の手でつかむもの
みなさんは、将来やってみたい、あるいは実現したい目標がありますか。そして、その目標に向かって、何かチャレンジしていることがありますか。
2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会では日本代表選手が大活躍し、日韓大会以来のベスト16に進出して日本中が沸き立ちました。なかでも、新守護神(ゴールキーパー)の川島選手は、大会直前に控えから抜擢され、鬼の形相で見事に期待に応えてくれました。川島選手は高校時代から練習の虫で、誰よりも早く登校して、誰よりも遅く帰ることから、正門は川島選手が開け閉めしているとまで言われたそうです。
プロになってからも、自分の技術を磨くために、大宮アルディージャでの正ゴールキーパーの座を捨てて、あえて日本代表の楢崎選手がいる名古屋グランパスエイトに移籍するチャレンジャーでした。しかし、円熟期にあった楢崎選手の牙城は堅く、控えに甘んじる日々が続き、結果的にアテネオリンピックの代表メンバーからは外れてしまいました。それでも、あこがれのワールドカップに出場している自分の姿を将来の目標として、日々の努力を欠かすことはありませんでした。その結果が、南アフリカ大会での抜擢であり、日々の努力に裏付けられた自信が成果となって活躍できたのだと思います。
よく、チャンスにめぐり合えないと嘆いている人がいます。しかし、チャンスは待っていても訪れるものではありません。同じ出来事でも、何も行動していない人はチャンスと思わないかもしれませんが、チャンスに向かって近づこうと努力している人は、どんなことでも前向きにチャンスと考えるものです。行動のないところにはチャンスは生まれません。チャンスは自分の手でつかみにいくものです。
そのためには、将来やってみたい、あるいは実現したい目標を持ちましょう。そして、あなたの目標を実現するためには、何が必要かを考えましょう。毎日、コツコツとできる具体的な行動が思いつくといいですね。思いついたら即実行です。3日間続いたら自分をほめてあげましょう。きっと心地よい気持ちになって、毎日チャレンジしていこうという自信につながるはずです。
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