「すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。
まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。
安住してはいけない。心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけたときには、自然とわかるはずだ。」

これは、アップル社の元CEOスティーブ・ジョブズ氏の言葉です。普通は探すのをやめてしまう。これをやめなかったのは、ジョブズ氏が普通の人と違った点だったのだと思います。

現実を考えると天職なんて現実的ではない、と感じる方も多いと思います。まずは何でも良いから入れる企業、自分のやれる仕事から、と考えて就職活動をしている人も多いかと思います。
就職氷河期といわれ、中途採用も含め就職・転職が難しいといわれる今、そう思う人が増えるのも当然のことです。
しかし、実は「天職を見つけよう」と考えることが、結果、就職の近道だと思うこともあります。
「これだ」と思う、本当に自分にとって納得のいく企業や仕事を選択したのであれば、就職活動にも力が入ります。面接でも迫力が出ます。多少の苦労も苦労と思わなくなります。
これはとても重みのある言葉だと思います。

ただ、何が天職かというのは、なかなか本人が気付かないことも多いようです。
若い頃、嫌で嫌で仕方なかった仕事が、今思うと天職だった、というのもよく聞く話です。
難しいことではありますが、できる限り将来を見据え、「これぞ天職」と思える職を見いだせることができるとよいですね。