人は疑問を持つことができた時に成長する
「人は答えを得た時に成長するのではなく、疑問を持つことができた時に成長する」
これは、彫刻家・外尾悦郎氏の言葉です。彼は1978年にスペインに渡り、建築家ガウディが設計した教会の建設に参加してきました。その建設は壮大なもので、着工から130年が過ぎてもいまだ未完のまま工事が続いています。
そんな過酷な世界に身を置く人が発した言葉ですが、私たちの日頃の仕事においても重要な示唆を与えてくれます。
現代社会においては、「答えを得る」行為には多数の選択肢が存在します。インターネットでの検索に始まり、書籍からの吸収、職場の上司からのアドバイス、そして顧客へのヒアリング等、いろいろ考えられます。
一方で「疑問を持つ」行為は基本的に自分の内部で生成されるものです。もちろん外からの刺激によることもありますが、最終的には自分自身の行為です。
この「疑問を持つ」という行為は、実は大きな能力なのでしょう。過去の経験、慣習、常識にとらわれず、物事の本質に迫る疑問を持つことで成長へとつなげていきたいものですね。
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