年齢不問の求人について
Q:
「以前は募集要項に“30歳くらいまで”など年齢制限が記載されている求人をよく見ましたが、今は多くが“年齢不問”となっています。どうしてですか。」
A:
ご質問にある通り、現在は「年齢不問」の求人が多くなっています。
これは、平成19年10月1日から改正雇用対策法(10条)が施行され、年齢制限を設けた募集が原則禁止となったためです。
(一部例外もあります)
この法改正のより、企業は募集・採用時に年齢で制限をつけることが原則、認められないことになりました。企業が違反した場合、行政による助言・指導・勧告等の対象になります。
法改正の背景には、年齢に関係なく意欲や能力のある人材が働ける社会を目指したいというねらいがあります。
この法改正により、年齢が高くても応募ができるようになった半面、企業が求める人材像がわかりにくくなったという声も聞こえてきます。
「年齢不問」となっていても、年齢が高いと応募してよいのかためらうというご相談を受けることもあります。
募集要項や企業の情報をよく見て、どのような年齢層の方が活躍している職場なのか、自分の経験がいかせるのかなど、企業の求める人材をイメージすることが大切ですね。
前の記事 | お役立ちコンテンツTOP | 次の記事